大体トゥーン

海外アニメや人外キャラが好き(例外あり)。今は主にアマプラオリジナルアニメ『ハズビン・ホテルへようこそ』の話をしています

【ハズビン・ホテル】「Hell Is Forever」和訳&カタカナ読み&解説

今回はアマプラオリジナルアニメ『ハズビン・ホテルへようこそ』シーズン1エピソード1の劇中歌「Hell Is Forever」に、単語や熟語、そして曲の注目ポイントなどの解説を交えながら、自分なりの和訳カタカナ読みをつけてみました

 

⚠️注意

※カタカナ読みは発音の正しさというよりも、私自身が実際に楽曲を聞いて聞き取った音を元に書き起こしています
主観的なものですし、あくまでもカタカナ読みです。参考程度だと思ってください

※この曲は下品な言葉を含みます。歌う際はご注意ください

※筆者は英語は得意でも何でもなく勉強中です。ご了承ください

公式動画

youtu.be

Hell Is Forever 和訳&カタカナ読み

ヘル・イズ・フォーエバー/地獄は永遠に

 

 

オーケイ、アイガラ ロットゲットゥー、エンノーラローブターイム
Okay, I've got a lot to get through and not a lot of time
そうね、聞いてもらわなきゃいけないことはたくさんあるのに、時間はあんまりないわ

I have got to:〈口語〉~しなければならない(have to と同じ意味)
get through:(話・意味・メッセージなどを)分からせる、理解させる
not a lot of:〜があまりない


エナイ フューラキュ ウォーン ヒァーミー ベフォア
And I feel like you weren't hearing me before
それに今まで聞いてなかったようなので

feel like:~のような気がする


ソー ヘアイゴウズ
So here it goes
行きますよ

here it goes:さぁ行こう、始まるぞ(「Here we go」の主語が「it」になって、「go」が三人称単数現在形になっている)

 

アノ ヘルズ ポプレイシェン イズ アウ オウ キョンチュオーウ
I know Hell's population is out of control
地獄の人口が制御不能なのはわかってます

population:人口
out of control:制御不能

 

イッツア バーッ シュチュエイション
It's a bad situation
これは悪い状況

situation:状況

イッツ テイキンガ トゥオーウ
It's taking a toll
大きな被害が出ています

taking a toll:被害を与えている、犠牲を出している(直訳:通行料を取っている)
toll:通行料(taking a toll の場合の toll:被害、死傷者数)

 

イフ ウィーレハーブ ディ シノァーズ
If we rehab these Sinners
もし罪人たちを更生させて

rehab:rehabilitation(リハビリテーション)の略
Sinners:罪人たち

 

アン クレーンズ オーザー ソーウズ
And cleanse all their souls
魂を浄化させたら

cleanse someone's soul:魂を清める


ア マイ ハーズビーンホテーウ
At my Hazbin Hotel
ハズビン・ホテルで

 

ウェイート アム ゲリンゲ ヘドマイ ソーフ!
Wait, I'm getting ahead of myself!
待って、先走ってる!

getting ahead of myself:私は先走っている
ahead:先に

 

ライ!エクストゥアーミネイシェン!
Right! Extermination!
そう!エクスターミネーション!

extermination:皆殺し、駆除

 

アノ ユーガイズ フライダウン
I know you guys fly down
あなた方は舞い降りる

fly down:舞い降りる


ジャストゥ キウ ワンスァ イユァー
Just to kill once a year
年に一度、ただ殺すために

 

アノ マスビー アノーイン
And it must be annoying
迷惑しているはずです

must be:~に違いない、~なはず
annoying:迷惑している

💡この時のチャーリーのうんざりしたような表情にご注目


トゥーシュレップ オーダーウェイ ヒェアー
To schlep all the way here
退屈な旅をしにわざわざ来るのは

schlep:退屈な仕事・旅
all the way:遠路はるばる、遠いところ、わざわざ


イフデ ジョイ ニューイン ヘヴェン
If they join you in Heaven
罪人たちが天国に仲間入りすれば


ダッ トリップ ディサピアーズ!
That trip disappears!
その旅はなくなります!


ユーキャン ウェイ ダッ チョアー ファウェオ
You can wave that chore farewell(*8)
面倒な仕事に手を振っておさらばできます

wave:手を振る
chore:雑用、面倒な仕事
farewell:別れの挨拶。お別れ、さらば

💡farewell の時のチャーリーの手を振る仕草にご注目

 

イルビア ハピーデーイ イン ヘ…
It'll be a happy day in he-
そして幸せな日…

💡(*8)「Happy Day In Hell」では、チャーリーが「Happy day in Hell」と歌う前の行は必ず「el」の音で終わっていたが、 ここでもそう言おうとした前の行の末尾の単語は「farewell」

 

レッミー ストップユー ライ デアー
Let me stop you right there
その辺でやめてもらおう

right there:その辺で、そこまでで

 

オウ
Oh
えっ

 

セイヴァス オー プレシャス ターイム
Save us all precious time(*6)
貴重な時間を無駄にしたくない

save:取っておく、残しておく
precious:貴重な

 

オケイ
Okay
そうね

 

イフワッヨー サジェスティン
If what you're suggesting
もしあんたの言ってることが

suggesting:提案している


イズ レーリン デム クラーイム
Is letting them climb(*6)
罪人どもを天に登らせることだとしたら

 

(*6) time climb で韻を踏んでいる

 

アップダ ラーダー
Up the ladder(*1)
はしごを登って

ladder:はしご

 

オーデイ ラーダー クロース ド プーリィ ゲイツ
Oh, they'd rather(*1) cross the Pearly Gates?
いや、それより天国の門を通りたいのか?

they'd:この場合は they would の略
rather:それよりも
would rather:むしろ〜したい
cross:超える、渡る
Pearly Gates:真珠の門。天国の門のこと
(天国には真珠でできた12の門があるという言い伝えがある)

 

(*1) ladder rather で韻を踏んでいる

 

ウェウ、アー
Well, uh
ええと、その…

 

ソーリー スウィーリー
Sorry, sweetie
悪いな、かわいこちゃん


バッデァズ ノーデッファーイン デ フェイツ!
But there's no defyin' their fates!
運命に逆らうことはできないんだよ!

defyin':defying の略。逆らう、歯向かう
fates:(不運な、避けられない)運命、宿命(複数形)

 

コズ、ヘールイスフ エヴァ
'Cause Hell is forever
地獄は永遠だ


ウェダユ ライキー ロ ナッ
Whether you like it or not(*2)
好むと好まざるに関わらず

whether:~であろうとなかろうと


ハデァ チェンス トゥビ ヘイ ベラー
Had their chance to behave better
もっとお行儀よくするチャンスがあったのに

behave better:もっと行儀よくする
behave:振る舞う、態度をとる

※疑問文ではないのに Had で文が始まっているが、これは文頭の If を省略したもの。If を省略すると、その後ろは疑問文の形になる


ナウデイ ボイリン ノ ポァッ
Now they boil in the pot(*2)
今は鍋でゆだっている

💡ここは日本語吹替版だと「罰を受けに」だったが、英語版だと映像通り pot(鍋)という言葉が出てくる

※Now なのに動詞が現在形
Now という言葉が使われているのに、動詞の boil は進行形ではなく現在形なのはなぜだろうと思ったら、「不変の真理」には常に現在形が使われるようです
「不変の真理」とは、絶対に変わらないこと。「水は100℃で沸騰する」、「太陽は東から昇り、西に沈む」等
アダムにとって、罪人が地獄で罰を受け続けるのは不変の真理ということなんですね

 

(*2) not pot で韻を踏んでいる

 

カズザ ルーザー ブラッケンワイ
'Cause the rules are black and white
ルールは白黒


デァズノー ユーズィン トュラインヌ ファイリッ
There's no use in tryin' to fight it
抗おうとしても無駄

there is no use in:〜しても仕方が無い、〜しても無駄
no use:役に立たない、使い物にならない

 

デァ ブァーニン フォーデァ ライズ
They're burnin' for their lives
やつらは生きることに燃えている

 

アンティウ ウィ キレマ ゲ~ンヌ!
Until we kill 'em again!
また私たちが殺す時まではな!

until:~する時まで

 

オーケイ、バッ
Okay, but
ええ、でも

 

ジャス チュライ ル チラーックス ベーイブ
Just try to chillax, babe
ちょっと落ち着けよベイビー

chillax:落ち着く、リラックスする(chill out(落ち着く)とrelax(リラックスする)を合わせた言葉)

 

ユー ウェイスティンヌ ヨ ブレス
You're wasting your breath(*3)
話すだけ無駄だ

(直訳:お前は呼吸を無駄遣いしている)

wasting:無駄遣いしている
waste one's breath:話しても無駄(直訳:呼吸の無駄遣い)

 

ディドアイ ヒァユ インプラ~イ
Did I hear you imply
ほのめかすのが聞こえたかって?

imply:ほのめかす

 

ザッデイ ドン デスァー デス?
That they don't deserve death(*3)?
やつらは死に値しないと?

deserve:値する

 

(*3) breath death で韻を踏んでいる

 

アーデイ ウィナース
Are they Winners?
やつらは勝ち組?

 

アーデイ シナース
Are they Sinners?
やつらは罪人?

 

カズィッツ カッンッ ドュラーイ
'Cause it's cut and dry
決まりきったこと

cut and dry:単純な、決まりきった、明らかな、自明の(「定型にカットされ、乾燥処理された」という意味から)

 

ウォ、アクチャリー イフュ テイカ ルッ
Well, actually, if you take a look
えっと、実はこれを見れば

actually:実は、本当は

 

フェリイズフェー、エン アーイフォレナーイ
Fair is fair, an eye for an eye!
公平は公平、目には目を!

 

エーァッ、ウェナ セレン ダーンヌ(セーレンダーン)
And when all's said and done(*4) (said and done)
結局のところ(結局のところ)

when all is said and done:結局のところ、つまるところ(直訳:すべてが話され終わった時)


デァズザ クェスチョノ ファアーンヌ(ファーアーアー)
There's the question of fun(*4) (fun)
それは楽しみの問題(楽しみ)

 

(*4) done fun で韻を踏んでいる

 

エンフォ ダーゾバス ウィズディ ヴァイノー デイメーント
And for those of us with Divine Ordainment(*5)
神聖な命を受けた我らにとって

those of:所属を示す表現。具体的なグループや集団を指す。直訳は「それらの」
Divine Ordainment:神聖なる定め
divine:神聖な
ordainment:聖職者を任命すること。叙階(じょかい)
(同じような意味を持つ言葉に ordain があり、検索した限りではこちらの方がメジャー)

 

エクストゥアーミネイシェン ニズ エントゥアーテイメーン
Extermination(*5) is entertainment(*5)!
エクスターミネーションはエンターテイメントなのだ!

 

(*5) OrdainmentExterminationentertainment で韻を踏んでいる

 

ベーナーナーナーナー
Bow-now-now-nownow

 

ギター ソロ ファッケー!
Guitar solo, fuck yeah!
ギターソロだぜ、イェー!

fuck yeah:〈下品なスラング〉よっしゃあ!やったぜ!
fuck:〈下品なスラング〉良くも悪くも何かを強調するための言葉(俗語で「性交」を意味する)

 

ダーラーラーラー ナーナ ナーナナーナ、ナ ナ ナーナ ナーウ
Oh, da-ah-ah now-now-n-now-n-now-n-now-n-nownownow

 

アアー、ウゥ…
Ugh
ああ…

 

ヘレスフ エヴァ
Hell is forever
地獄は永遠だ

 

ウェダユ ライキ ロ ナーッ
Whether you like it or not
好むと好まざるに関わらず

 

ハデァ チェンス トゥビ ヘイ ベラー(ウェア ディ ヘウ ユー ピーポゥ カム フロム?)
Had their chance to behave better (where the Hell did you people come from?)
もっとお行儀よくするチャンスがあったのに(この人たちは一体どこから来たの?)

where the Hell:〈スラング〉一体全体どこから・どこに(この Hell は驚きの強調に使う)

(チャーリーのセリフのカタカナですが、「did」の部分を聞き取れませんでした)

 

ナウデイ ボイリン ノ ポァッ
Now they boil in the pot
今は鍋でゆだっている

 

カズザ ルーザー ブラッケンワイ
'Cause the rules are black and white
ルールは白黒

 

デァズノー ユーズィン トュラインヌ ファイリッ
There's no use in tryin' to fight it
抗おうとしても無駄

 

デァ ブァーニン フォーデァ ライズ
They're burnin' for their lives
やつらは生きることに燃えている

 

アンティウ ウィ キレマ ゲ~ンヌ!
Until we kill 'em again!
また私たちが殺す時まではな!

 

ファッキン ヘ~ス フォエヴァ
Fuckin' Hell's forever
クソッタレの地獄は永遠

fuckin':〈下品なスラング〉fucking の略。ひどい、とんでもない


エンディッツメンツ サカ ラッ
And it's meant to suck a lot(*6)
とんでもなく最悪ってことだ

suck:〈スラング〉ひどい、最悪


トゥギヴァーップ ヨ ダミン デヴァ
So give up your dumb endeavor
もう無駄な努力はやめな

dumb:ばかな、あほな、間抜けな
endeavor:努力

 

カズユー ドンネヴァ シャーッ!
'Cause you don't have a shot(*6)!
お前に勝ち目はないんだから!

shot:銃弾、ショット、勝ち目

 

(*6) lot shot で韻を踏んでいる

 

ボンゲ サイガッ ヨ リテンチン
Long as I've got your attention(*7)
長いこと聞いてもらったからには

(直訳:長くお前の注意を引いたならば)

as:~する以上は、~であるならば
attention:注意、注目

 

ナイゲ サイシャウ プローブリー メンチン
I guess I should probably mention(*7)
多分言っとくべきなんだろうな

probably:おそらく、多分、きっと
mention:言及する

💡この時のアダムの「言っておくべきなんだろう」と言いつつめんどくさそうな態度にご注目

 

ダッウィー メーイ ダ デトゥアーミネイショーンヌ
That we made the determination(*7)
私たちの次の決断

determination:決断、決定

 

トゥームーヴァップダ ネクスト エクストゥアーミネイショーンヌ!
To move up the next Extermination(*7)!
前倒しの次のエクスターミネーション!

move up:繰り上げる、前倒しする、早める

 

(*7) mentiondeterminationExtermination で韻を踏んでいる

 

💡日本語吹替版だと「次のエクスターミネーション」だったが、英語版では「move up」(前倒し)と言っていて、エクスターミネーションが早まったことがわかるので、直後のチャーリーの戸惑いが理解しやすい

 

ワット?
What?
何ですって?

 

キャン ウェイダ ホー イユァー
Can't wait a whole year
丸一年も待てない

a whole year:丸一年

 

ル スロウラー ドーウズリロウ カンツ
To slaughter those little cunts
やつらを虐殺するのに

slaughter:虐殺する
cunts:〈下品なスラング〉女性器(の下品な言い方)(複数形)

※直接的に訳すのは控えましたが、「やつら」=「小さな〔女性器の下品な言い方〕共」です

💭(アダム最低すぎる)

 

アイノウ イッツ ジャス ビーナウィーク
I know it's just been a week
まだ一週間しか経ってないのは分かってるが

 

バッ ウィルビー バックイン シックス マーンス!
But we'll be back in six months!
半年後にまた来るぜ!

 

アム、ウェイ、ギムニュー
Um, wait, didn't you
ああ、待って、ダメ

(聞こえたままカタカタを振ったらこうなりました)


オー、シット!
Ugh, shit!
ああ、クソッ!

shit:〈下品なスラング〉くそっ!、もう!(「大便」という意味でもある)

 

 

歌詞参照元LyricFind

WRITERS:Andrew Underberg, Sam Haft

おわりに

アレックス・ブライトマン演じる英語版のアダム、改めて思いましたが歌がうまいですね
個人的にアダムの日本語吹替版はすごく好きなんですが、歌に関しては圧倒的に英語版の方が好きです
あの特徴的なダミ声とロックの組み合わせがすごくいい。クセになってしまう
アダムが好きだけど日本語版しか聞いたことがない人は、絶対英語版の歌を聞いてほしいです。いや、嫌いでも聞いてほしい
アダム、最低野郎なのに歌が上手いという一点だけで好きになってしまう
でも和訳していて、同時に改めて最低だなとも思う

 

シーズン2以降ではもうアダムのロックは聞けないのかと思うと残念です
まだアダムのロックが聞きたかったです。あと5曲くらい。せめてあと1曲
でもペンシャスの仇だと思うと、地獄で復活なんかせずに大人しく永眠してくれという気持ちもあり。複雑です

 

ところで今回の「Hell Is Forever」は、明確に落ちサビ(伴奏の音量を落としてボーカルを目立たせたサビ)や、転調後のラスサビがあるのがロックらしいなと思いました

 

以上、「Hell Is Forever」和訳&カタカナ読み&解説でした
ありがとうございました

おすすめ動画

最後に、アレックス・ブライトマンのロックが聞きたい人におすすめの動画を載せておきます
ミュージカル「スクール・オブ・ロック」より

www.youtube.com

 

youtu.be

参考文献

関連記事

qyuyuyu.hatenablog.com

 

qyuyuyu.hatenablog.com

 

qyuyuyu.hatenablog.com