『ハズビン・ホテルへようこそ』シーズン1エピソード8の締めくくりの曲、「Finale」のアラスター歌唱部分が、英語版も日本語版も狂気っぷりがすごいという話です
「Finale」 英語版
(再生するとアラスター歌唱部分から始まります)
特に英語版は、普段は大人しい、ちゃんとした人がどんどん狂っていくような感じがして良い
(以下英語版の話)
歌い出しが弱々しく始まるのも良い。そこからの狂気が良い
アラスターってこんなに狂気的な歌声出すんだ…ってなる
一瞬狂ったように笑い、息を飲んだ後の「Sorry」好き
あと緩急がついてるというか、狂っていく過程が見えるような歌い方するというか、徐々に狂っていってる感じがするというか
今まさにアラスターが狂っていってる所を見てしまっているみたいな感じがする
そんで狂うと同時に焦り、憔悴してる感じもする
良すぎか……
アミール・タライ氏の演技力及び歌唱力よ…
明るい曲の中でただ一人だけ暗い曲調のアラスター……
自由を渇望し、苦しそうな顔で歌うアラスター…。ディズニーヴィランでもこんなに苦しそうな顔しながら歌ったヴィランいないよ?
(細かいことを言うと、『ノートルダムの鐘』で罪悪感に苛まれ葛藤しながらも欲望を歌ったフロローというヴィランがいるにはいるが)
アラスターが最終的にどうなるかわからないけど、やっぱりこんなに苦悩しながら歌うキャラが、単に悪者として倒されるだけで終わっていいわけはないよなあ…と思う
周りにとって脅威だけど、一人苦悩してる意味でアナ雪のエルサを思い出す
原語「"Great Alastor, altruist, died for his friends"
Sorry to disappoint That is not where this ends」
(“偉大なアラスター、利他主義者、友のために死んだ”
がっかりさせて申し訳ないが、これで終わりではない)
字幕「“偉大なるアラスター 友のために死す”
ガッカリさせて悪いが そんな結末はごめんだ」
ってこれ、誰に対しての「ガッカリさせて悪い」なのかって、契約主だよな…
つまり契約主はアラスターに「友の為に死ぬ」をやってほしがってる…?=天国に来させたがってる…?
何故…?上級悪魔を殺し回った危険人物だから…?そんな単純な事じゃなさそうだけど…
あと地獄を支配するって言ってるけど、それが本当に君のやりたいことなのかね…?それが本当に君の欲しいものなのかね…?もっと他にあるんじゃないのかね…?という気はする
支配者になりたいって、随分俗っぽくて、悪役でよくあるやつすぎない?
ディズニーアニメだと、アースラもジャファーもスカーもハデスもファシリエもみんなそうだよ
そしてみんな最後には主人公に敗北して滅んだよ…
(ハデスは神だから死んでないけど痛い目には合ってる)
しかしこのソロパートのアラスターほんとに苦しそうな顔してるな。まるで誰かに助けを求めるかのような…
…
もうこのアラスター、ヒロアカ第1話で「助けを求める顔してた」時のかっちゃんと同じ顔じゃない??
どうですか(どうですかと言われても)
あと「Finale」、単純に曲がいい
ハズビン・ホテル…大好き…ってなる。この曲
エピソード8の感想はこちら